あれは防衛庁による官製談合

今朝の新聞によると、東京高裁で石油元売6社は国に罰金を払って防衛庁談合事件を和解した。東燃ゼネラルもその1社だ。不当利得として何億円支払ったのかなー。

私が組合の専従をやっていたときにこの事件ガあり、ゼネラル石油(当時)の防衛庁担当者2人が逮捕された。1審有罪判決後、退職していった。

2008年頃、東京地裁の公判を何度かのぞいた。
防衛庁納入のジェット燃料などを元売が談合して、市場価格よりも高く吊り上げ納入した。そのとりまとめがコスモ石油の某氏だった。防衛庁は全く知らなかった。と、とぼけていたが、全くそんなことはなかった。防衛庁の建屋の中で、石油会社のみ集まっての談合だ。防衛庁公認である。
去年XXの基地はオタクだからいいよね、そんな感じで割り振られた。離島のような遠隔地を含め、石油会社で決める。防衛庁がこれを入札で全てやったら大変だ。両者の持ちつもたれつの悪慣習が続いた。これを官製談合といわずに何というのか、公判傍聴してそう思った。

ゼネ石はエクソン経営の下にあったので、この手の談合の場には参加してはいけないことになっていた。担当者はその会議には参加せずにいたが、決まった役割分担(入札案件)をファックスで送ってもらっていた。それが談合参加と判定された。一方、エッソ石油は会議に参加しないけど、ちゃんと防衛庁に納入していた。しかし、立件されなかった。担当者が利口に立ち回っていたらしい。モービル石油は下請け会社に業務をやらせ、自分たちは処罰を受けなかった。

当時、この問題で労働問題として対処したのは、キグナス石油の第1組合だけだった。組合員のWが担当者として逮捕されるやいなや、会社に業務上のできごとであり、処分をするなと申し入れた。会社もそれに応じた。

他社は全て業務上での逮捕として面倒を見ていた。しかし、ゼネ石だけは担当者が勝手に談合に関与したと冷たい態度であった。私は、2人が組合員でないのでどうにもならなかった。
そして組合新聞で公判報告を何度かした。官製談合を非難し、官庁の責任逃れ、担当者を独禁法違反とするのはおかしい、とキャンペーンをした。

ファックスで入札案件を知るようにしたのは、担当者の判断というよりもずっと慣行的になされてきたこと。上司も当然知っていただろう。その業務に当たった2人は本当にかわいそうだった。運が悪かったといって済ませられない。和解記事を見て改めて思った。
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コメント

所沢市の公共事業の落札率は95%以上

所沢市の公共事業の落札率は95%以上が多く、99.9%という公共事業もあるようです(※1)。

一般的に、95%以上を「談合の疑いが極めて強い」、落札率 90%~95%を「 談合の疑いがある」とされています(※2、※3)。

つまり、所沢市の公共事業は「談合」と判断される水準でしょう。


所沢市の工事請負業者等指名委員会は所沢市の部長職によって構成されています(※4)。 

もし、所沢市の幹部職員が落札者に対して、請負業者という弱味につけこみ、高い落札率を条件とした幹部職員への天下りの斡旋やなんらかの利益供与を要求しているのならば、市幹部という立場を悪用した市民に対する背任になりますよね。

実際、市幹部職員が雪見障子やガラスを業者から受け取っていたとして議会で問題提起されたことがあります(※5)。

所沢市の高い落札率をみると、このような腐敗が所沢市で常態化していると考えてしまいますね。

 





※1 所沢市公共事業: 質疑が足りなかったのではないか ~ 高い落札率(落札率99.9%)
… 「傍聴席」 所沢の民主主義をサポートするささやかなメディア…
http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/41550658.html

総合福祉センター建設(建築)工事

 入札は一般入札であるが、応募は「平岩・本橋特定建設工事共同企業体」1社のみである。また入札額は第1回、第2回とも予定価格をオーバー、(一般的には2回の入札で落札されない場合、入札は不調)備考欄に第1回見積合わせで落札と記載あり。数量を指定した電子入札であると思われるのに、「何の見積合わせ」を」「何の為に行ったのか」疑問が残る。そして落札率99.9%。

また総合福祉センターの建築、電気、機械設備の合計落札額は26億820万円,予算は26億2,608万円で全体の落札率は99.31%である。余りに落札率が高くはないか。また総合福祉センターは延床面積が6,158.6㎡、この落札金額では423,505円/㎡である。

因みに2007年の東京都内のRCマンションは230,000円/㎡(総合研究所、工事費)。

福祉センターの建設事例として広島県安佐南区地域福祉センターは(平成18年)工事費17億5,732万円、305,460円/㎡である。同区内の他の5施設の工事費を比較検討し建設工事費を㎡単価で26%削減したと公表している。 

また、富岡公民館空調設備改修工事の入札には、入札者14社、落札率は95.48%。何故同時期に入札をおこなった総合福祉センターの(機械設備)落札率が98.57%で富岡公民館の空調は95.48%なのか。95.48%で総合福祉センターの(機械設備)が落札されれば1,400万円程度が節約でき、建設・電気設備をあわせた全体がこの比率で落札されればおよそ1億円が節約できていた。

※2 各工事の落札率が 95%以上を「談合の疑いが極めて強い」、落札率 90%~95%を「 談合の疑い. がある」とされている。
http://www.ombudsman.jp/taikai/6-rakusatsu.pdf#search='%E8%AB%87%E5%90%88++%E8%90%BD%E6%9C%AD%E7%8E%87++95%25'
https://www.ombudsman.jp/taikai/6-rakusatsu.pdf

※3 落札率

予定価格に対する落札額の割合。100%に近いほど落札業者の利益が大きく、談合によって落札率が上がれば、それだけ税金が無駄遣いされることになる。全国市民オンブズマン連絡会議などは「90%以上は談合の疑いがあり、95%はその疑いが極めて強い」と指摘している。

(2011-10-16 朝日新聞 朝刊 茨城 1地方)
https://kotobank.jp/word/%E8%90%BD%E6%9C%AD%E7%8E%87-885812

※4 所沢市工事請負業者等指名委員会規程
http://www1.g-reiki.net/tokorozawa/reiki_honbun/e309RG00000203.html#e000000048

※5 所沢市 官製談合疑惑
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%3A%E6%89%80%E6%B2%A2%E5%B8%82


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