佐々木譲「警官の条件」

佐々木の小説は入りやすく面白い。これは警察一家3代目の話。
警察官は、優秀であろうと暴力団や犯罪者と一線を画すべきだ。そう考える主人公が赴任した先が、とにかく事件を解決すればいいという有能な上司であった。そもそも、その上司をスパイ告発するために送り込まれたわけだが、見事に犯罪者にしたて、警視庁を追い出すことに手を貸した。・・・・・・・それが良かったのかどうかずっと悩む。

マニュアルどおり、あるいは科学捜査依拠に対し、著者の視点はそれだけではまずいんじゃないか。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」。ともすれば暴力団と内通していると見られるが、深く潜入しないことには情報収集はできない。
こういうことって、どこでもある話だ。

組合活動だって同じ。会社ルートの公式情報に頼っていたらほとんど会社のことは分からない。企業を超えた労働運動も、良き人脈を持つことで勉強になる。
とにかくアンテナを広く、高くしないとだめだ。受信機であるとともに発信機でないといけない。「僕は何も言わないけど、あなた話してよ」では、相手が信頼しない。誠実に己の考えを述べること。相手が知りたい情報に答えること。難しいけど、それが私の流儀だ。
小さいOUという組合、ひとり事業者みたいにずっとやってきた。孤独といえば孤独。例えとしていいかどうか、1+1が2の世界じゃない。ゼロにもなるし、時には10にもなる。だから面白いんだけど。

でもこれって伝統芸みたいで、マニュアル化できない。いわば個人の資質である。若い衆が和田流をまねてくれたらいいなと思っているうちに63になってしまった。


ひとみしりで大変
わが家に住むようになった3番目の孫娘、7か月。とにかく母親以外受け入れない。
「ただいま」と帰宅し居間にはいると、へんな人が来たと思うのか、むずがる。母親が風呂に行くと、ずっと泣き通す。そのうるさいこと、うるさいこと。近所迷惑と心配してしまう。さながら騒音発声のコアラである。
今晩は父親が遅いからと、ジジが風呂に入れた。ずっと泣かれた。5分で、出て行け!
こいつ、これで果たして4月からゼロ歳児保育園にいけるのか、心配になる。

30年前、3人を育てた。共働きで二人とも余裕なかった。幼児の人見知りなんて、気にもしなかったが、案外こんなものだったのかもしれない。
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コメント

成長とともに自然と治りますよね
個人差は当然あるとは思いますが
でも風呂に入れてる間、ずっと泣かれたのでは祖父さんとしてもツラいですな

貴方は孤独ではない!
貴方には私がついています!

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プロフィール

和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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