あと少し、「人生劇場」

尾崎士郎「人生劇場」を読んでいるが、中々進まない。あと少しだが、何せ面白くない。
「離愁篇」を読み終えた。あと2編。
「離愁」は第2次大戦初期、著者が召集され文化人部隊としてフィリピンでのことを日記にしたようなものだ。勝利にわき、軍人と変わらぬ喜びを素直に書いている。戦禍で困っている現地の人の苦しみにはほとんど関心がない。バターン死の行進のことも記述がない。ただデング熱の苦しさ、宣撫工作での文化人通しの仲たがい・・・・・まーそういうのは、当時のことを調べたい人にはいいかもしれないが、戦争加担への忸怩たる思いなどは何もない。

安倍首相が憲法解釈を変え、集団的自衛権でいく。国会審議なしに与党協議の上で閣議決定でやる、という。平和・民主主義がガラガラと壊れていく。何とかしないといけないが、読売新聞の新聞社調査では6割以上が集団的自衛権に賛成だという。アメリカの戦争に協力する、イラクやアフガン戦争に日の丸を担いで出て行くというのだが、それを諾とする国民意識とはどうなっているのか。
中国が中華の夢の再現をと、大国主義をひけらかしている。安倍にはそれへの対抗意識があろう。しかし、昇り竜と同じ土俵にたてば泥沼の惨事になることは明らかだ。軍事には軍事ということではなく、どうしたら平和を醸成できるのか、そこに力を入れるべきだ。アメリカは尖閣で紛争が起きようとリップサービス以上の介入はしない。国債売却でもされたらたまらんからだ。
ペンクラブが、安倍の憲法解釈を批判した。尾崎たち、過去の文化人の戦争加担への反省があるのだろう。

本日は午後から小野木祥之さんの追悼文刊行の集まりがある。小野木さんはわが組合の創設者で、2年前に亡くなった。ずっと日本軍が東南アジアでやった戦争犯罪を調べ、ピースサイクルを続けてきた。タイ南部から数度シンガポールに向けて自転車部隊を組織し、侵略したルーとそのまま平和の銀輪で走った。
彼の活動を偲んで文集が出る。私は銀輪活動には関わらなかったが、組合の後輩としてお世話になったので末席で参加する。
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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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