非正規4割、おかしいよ

最近はアルバイトでもブラック企業に搾取され、ボロボロにされるという。いつの間にか、日本の労働構成は4割が非正規になっている。臨時的な雇用の派遣が幅を利かせ、事務職だけでなくエンジニアや保全業務にも派遣、これが工場の実態だ。

先週、職場で起きたこと。
同じ部の派遣女性が「今日で最後、みなさんお元気に」と別れの電子メールを昼休みに出した。小学生の娘さんが水疱瘡になり、ひとり家にいるので早帰りしなくてはいけないということであった。母子家庭なのかな?6か月の短い派遣、ほとんど話もしなかった。彼女の後任はいない、とのこと。なんとも索漠としている。

どうしたら非正規労働者の問題を顕在化させるか。私も、ずっといたみしかもたず何もできないとあきらめてきたが、今さらだが、労働組合運動の自己批判をしている。

富山和子「水の文化史」を読んだ。
治水とは水をどう有効利用するか。しかし、近代日本は、洪水を避けることに関心を集中させ、曲がりくねった川をまっすぐにし、早く海に流すことばかりやってきた。そして高い堤の建設、電力と都市への水利のみに関心をもった。その結果、山は荒れ、コンクリートの道路で保水力を失った土地。治水どころか大雨=洪水になっている。人間と自然の良い関係を大事にしたい、彼女の主張はすごくわかる。
大阪と京都を支えた淀川、江戸幕府が河口を変えた利根川、木曽川と筑後川を例に論じている。30年近く前の本だが、今読んでもいい本だ。

「里の時間」岩波新書・・・・・・・多くが、もうすぐ廃村になる山里の人々の話だ。もう10年もしたら消えていくのだろう。山村や農村は、都市に翻弄され馬鹿にされ衰退した。年寄り達のやさしさやゆっくりした時間の感覚は懐かしいものがある。富山さんが懸念した土壌を大事にしない結果が、過疎・無人化する今日をまねいてる。
鎮魂歌だ。
スポンサーサイト

コメント

労働組合の構成員の各人が、既得権益者なんだから、非正規労働者のことを真剣に、親身になって考えることは難しいと思うよ。

先進国の途上国に対するODAと一緒。

地球上全てが先進国になることはできないわけで、限られたパイを食べ尽くしてるのは組合員自身なんだってことを考えれば、労組の自己批判など偽善。

高倉健さんに続き、菅原文太さんも亡くなりました。彼は震災後精力的に被災地を回り、最後は自ら農業をして、物事の本質を主張されてました。
どんどん昭和が遠くなりますね。
合掌

非正規4割というのは、今の日本のおかれた状況をあらわしてますね。
アジア諸国との競争力維持を鑑みれば人件費にしわ寄せがくるのは必然的な一方で、この円安もあり軒並み企業が最高利益を更新しており、そのぶん人件費や従業員に配分していなくて、配当金重視で、ますます二極化が進んできています。
ニュースで子供の6人に1人は貧困世帯だと知り、もはや日本に改革はまったなしと感じました。

Re: タイトルなし

> 労働組合の構成員の各人が、既得権益者なんだから、非正規労働者のことを真剣に、親身になって考えることは難しいと思うよ。
>
> 先進国の途上国に対するODAと一緒。
>
> 地球上全てが先進国になることはできないわけで、限られたパイを食べ尽くしてるのは組合員自身なんだってことを考えれば、労組の自己批判など偽善。
そこまで労働組合を恨むことはないでしょう。批判は受け止めますが

Re: タイトルなし

> 非正規4割というのは、今の日本のおかれた状況をあらわしてますね。
> アジア諸国との競争力維持を鑑みれば人件費にしわ寄せがくるのは必然的な一方で、この円安もあり軒並み企業が最高利益を更新しており、そのぶん人件費や従業員に配分していなくて、配当金重視で、ますます二極化が進んできています。
> ニュースで子供の6人に1人は貧困世帯だと知り、もはや日本に改革はまったなしと感じました。
格差問題を何とかしないと、春闘で賃上げをいっていればいいわけではない。打からと言って妙案がないのが困った。

Re: タイトルなし

> 高倉健さんに続き、菅原文太さんも亡くなりました。彼は震災後精力的に被災地を回り、最後は自ら農業をして、物事の本質を主張されてました。
> どんどん昭和が遠くなりますね。
> 合掌
はい、いい人がなくなりました。
文太はちょっと怖くて距離を置いていました。俳優が自分の主張をする。当然なことながら、彼は偉かったですね。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

リンク