あたる本ばかりじゃない

気になっていた、大城立裕「琉球処分」をようやく読んだ。日本人が読むには重い本だ。沖縄人からもたぶん辛いものがあろう。
琉球王国が明治の日本帝国に吸収される過程を小説にしたもので、琉球の側は初めから勝てない戦いをやるのだが、ズルズルと遅らせるだけ。吸収されることを嫌う圧倒的気分。かといってはっきり抵抗するでもなく、清国からの救援を期待し・・・・・・・・・一方、廃藩・吸収する側の日本官僚は、琉球側の抵抗を無頼・無知・蒙昧と手を焼く。日琉間は支配・被支配の関係だけで話ができない。

尖閣諸島の領有権で日中間の波は荒い。
中国は時に、尖閣どころか沖縄の領有権すらいうのだが、それには理由がある。当時、日本は宮古・八重山を譲渡する、その代り本島は日本にと提案していた。その後の日清間の争いで、この話はなくなったのだが、今や世界第2の大国となった中国からいえば、あれは何?といいだしてもおかしくはない。
沖縄問題は根が深いのだ。

大城さんの「琉球処分」は今に続く日沖関係を知るには良い。ぜひ読んでください。

翁長知事が訪米し、辺野古基地新設反対を訴えた。ハワイの知事は沖縄出身であり、翁長知事に同情的な反応であったようだ。知事はアメリカの政府関係者や議員と精力的に会見し、沖縄の立場を訴えたが、そうですかわかりましたなんて対応は少なかった。当然といえば当然だ。しかし無駄ではない。少女暴行事件で基地撤去を訴えた太田知事以来の沖縄発信である。あれから10年近くたって、沖縄は飛躍的に自立した。日本政府を相手にしたら100年たっても河は清くならないと見極めた。

私事。
名護市役所から、「ふるさと納税」へ感謝の通知が来た。がんばれ

石油労働者にとって沖縄は
辺野古と共に南西石油がどうなるかが心配だ。プラントを止めて1月たった。動かす原油はすでにタンクにあるのだが、会社は動かさない。製油所の労働者は停止した工場でどういう気分でいるのか?
ブラジルのペトロブラス本社は、収賄事件などおのれの不始末で火の車だ。南西石油を一刻でも早く売って現金がほしいのだろうが、買手がつかない。勝手に撤退されて、困るのは経済産業省(と防衛省?)。沖縄の供給を決められずにブラジルに逃げるなといっているようだ。しっかり指導してほしい。

私が組合専従をしていた頃、EMは南西の製油所を止めターミナルにしようとしていた。当時、OUに何もできるわけではなかったが南西労組と一緒になって心配した。幸いその時は、地球の反対側のブラジルから救いの手がやってきた。嬉しかった。しかし、残念ながらリーマンショックで製油所の増設はなくなり、輸出基地構想はとん挫した。


当時はEM[、現在はTGが元々の計画であったターミナル化を10年ぶりにやればいい。プラント運転からは降参だし残念だがそういう要求を、OUは会社に出そうと思っている。
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