緊急時、あなたはどうすべきか

神保町の日本教育会館で1時半から映画会があり、その5分前に会場に着いたら長蛇の列だった。私は1000円の予約券を持っていたので3階ホ-ルではなく、予約券は8階で、という。つまり800人+250人と盛会だった。2時間半の立ち見、なかなか良かった。

ジョン・ラーベ・・・南京のシンドラー
南京虐殺事件を扱った映画で、それなりに評判の作品だ。
この映画は日本では映画館で開かれていない。南京事件で30万人が殺された、そんなのは嘘だという日本の右翼論陣があって、映画館は自主規制をして上映しないためらしい。安倍政権のもと戦争法案が通りそうになり、過去の歴史を清算しようとする動きが顕著だから、よけいにこういう映画を開かなくては・・・・・・・・・・そういう上映運動があって、券を買った。

ラーベ氏はシンドラー社南京工場の支配人で、ナチス党の南京支部長だ。その恐ろしい肩書にもかかわらず、彼は南京市が日本軍に陥落し、捕虜が殺され、市民が助けを求めている状況を見捨てなかった。
国際安全区画を作り、無差別に殺戮されないように、その委員長として中国人市民20万を救った。これは歴史的事実だ。

映画を見ての感想
日本軍が猛攻してくる中で、例えば工場を機銃掃射する日本軍の飛行機に対し、大きなナチスの旗を広げさせ、避難民をその下に呼び込んだ。同盟国の旗がある、そこにはいかな日本軍であっても、機銃掃射をしない。その発想がすごい。ナチスの旗が救世主になった!!

日本軍が捕虜を殺しまくっている事態を告発し、「ヒットラー閣下、何とか止めてほしい」。その類の公電文書を送っている。彼にとって頼れるものなら悪魔のヒットラーであれ、使う。
まじかよ?彼にとってはまじなんだろう。

しかしそれにしても・・・・・・・・・・・1937年にナチス党員といえば、ユダヤ人を襲い、左翼のデモをつぶした連中だ。時代の潮流にのっただけかもしれないが、それが中国に来て翻意したのか、そこのところがよくわからない。南京で20万人を救ったというが、貴方の勢力は、アウシュビッツなどでユダヤ人やロマを600万人殺したではないか。

彼がナチスではないドイツ人経営者として、この惨劇を救ったというならすごくわかるのだが・・・・・・・・・ナチス党員であれ、目の前でとんでもない虐殺が繰り広げられ、人として何をすべきか問われた時、死を賭して命を守る側に立った。絵空事のナチス=国家社会主義ではなく、中国人の命を救うことに徹した。
ナチスにもこういう人がいた、えらいことだ。

私は、日本軍の悪行に対し、要するにその遺伝子を背負った者だ。
己がやったわけではないし、親の世代がやったことでワシャ知らないと済ませられない。アジア特に中国や韓国・朝鮮とは、この1紀の日本のやったことを真面目に考えないといけない。
ヨーロッパ人から見た南京事件。恥多き、日本のつらい時代を繰り返さないためにも、見て、考えるべきだ。

ゼロ戦操縦者の話に涙する前に、その機銃掃射によって殺された人たちに思いをはせてほしい。

映画会の主催者として辛スギョンさんが言っていた。国会前に若者が抗議する状況をみると、日本は捨てたものではない、と。
アジアとの歴史を見直し、いい関係をつくらないといけない。
歴史の一瞬一瞬にどう行動するか、ましてや危機にあっては考えろ、そして行動しろ。
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コメント

何万人を助けたとかの美談の裏には虐殺が行われていたのが戦争の現実です、だから戦争はしないことが一番大切な事なのに今日本が向かっているのは、あの戦争への逆戻りではないでしょうか?

ところで、証拠はどれだけあるのでしょうか?
そういった観点から見たときに、なにが正しいのか、安部首相に煽動されてるのか、マスコミや諸国に踊らされてるのか、なにが正しいのかどうやって判断されてるのでしょう。
今一歩立ち戻って、ゼロベースで冷静に公平に公正に観て、同じ観点ならいいのでしょうが。

弾圧、焼身抗議…チベットの今を知る映画『ルンタ』が渋谷で上映されています。
和田さん、よろしかったらこの映画も鑑賞して感想を書いて頂ければと思います。

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