パリの悲劇を繰り返さないために

今日は「会社理念の確立」の従業員フォーラムがあった。昨日のJX統合、TGがなくなるというのに、理念もあるものかと思うのだが、武藤社長のあいさつと従業員からの質問は型通りあった。社長が言うには、フォーラムは半年前に決まっていたことであり、昨日の報道とは全く関係ないということだ。で、報道の真偽は?ソウイウコトハ、イイマセン

業界再編はあくまでも手段であって目的ではない/共通理念のある所とやるわけで、例えばヤクザのようなところとはやらない(そんなのあたりまえだろうに)/製油所連携とかパートナーにしてもWIN・WINでやる・・・・・・・・・社長がいったことはこんなところか。JX統合を否定するわけでもないし、かといって決まった(決めた)ことでもないということ。

私が持った違和感だが、フォーラムの最初に武藤さんは、パリのテロへの追悼を語ったこと。
東京で起きてもおかしくない事件だし、他人事でない恐さを感ずるのは私も同じ。ただもう一方で、「テロリストがやった所業」と切捨てるだけでいいのかな。
人間同士がどうして今回のような殺ばくとした関係になったのか。すごく大変なことだ。そこを考えないといけないんじゃないか。命は地球よりも重い、きれいごとにしたくない。

佐々木譲「回廊」を読んだ。サラ金業者の武富士とその被害者をモデルにした小説である。
法律ぎりぎりの悪徳金融をやり、破産被害者を産み、家族崩壊、たくさんの自殺者をうんだ武富士。あまりにひどいので社会的に弾劾され会社は解散した。
しかし、のうのうとその一族は資金を自分のものにしている、そんなことは許されるのか。警察も司法も守ってくれなかった。じゃー自分たち被害者で恨みを果たそうじゃないか。
著者はその怒りを理解し、でも、やめさせようとする刑事を通し諫めるのだが

IS国といっても、飯を食い恋もする人間であって宇宙人がやっているわけではない。彼らは思い違いをしているにしても、おのれをアフガンやイラクの同胞が欧米帝国主義に抑圧され、そしてフランス人にもかかわらずアラブ出身のイスラム教徒ゆえに差別されている「被害者」と見ているに違いない。武器があれば自暴自棄にもなろう。

佐々木の小説を読んで改めて思う。垣根を作るな、自分たちだけの宇宙を作るな。、悪循環の殺し合いを遮断しなくてはいけない。
パリの虐殺事件に哀悼するとともに、われわれひとりひとり、この事件を作ったことに無自覚であったことに気づくかないといけない、と私は思う。




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貧困や宗教観の違いがあるにせよ、やはり、一番大切なのは教育です。
貧しい国の若者に教育を受けるチャンスをなんとかしたいと思います

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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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