山崎豊子「約束の海」を読んだが・・・・・・・

シンガポールに20年住んでいる友人から、山崎豊子「約束の海」を怒ったメールが来た。自衛隊潜水艦「なだしお」が横須賀沖で起こした衝突事件に対し、自衛隊擁護をしているが、何ということかという。
私は読んでいなかったので、半信半疑であった。彼女の「沈まぬ太陽」を読んだが、JALという会社のひどさ、労使の癒着のすさまじさがよーく分かった。だから「約束の海」でまさか自衛隊を擁護するなんて思わなかったのだが

この本は1部のみ書いたところで終わった。3部構想であったようだが著者死亡。著者はいわば山崎チームにより徹底的に関係情報を集めるやり方で、2部、3部についてもおおよその構想が明らかになっている。
なだしお事件の自衛隊関係者を主人公にし、国防の大事さ重大さがテーマ。その父はトヨタのブラジル現地法人の社長だが、若いとき真珠湾に突撃した人間魚雷の生き残り。捕虜として戦争中を過ごした。・・・・・・・チームの話であって、本当にどう展開するかはわからないが、少なくとも戦争反対ではなく、国を守る気概みたいな方に流れていくようだ。

なだしお事件については、海難審判で潜水艦も遊漁船もどちらも悪いと採決されたが、この小説は、当然の判断という立場だ。

私は遊漁船の船長の刑事裁判を審判後に応援した。潜水艦が海の交通法規を無視して起こした事件にもかかわらず、事件から3年もしたらマスコミネタにもならず、自衛隊という組織の口裏合わせもあって、裁判がやられていることすら忘れられていた。近藤船長は応援者の少ない孤立した中で被告人として戦っていた。
そういう中で海員組合の活動家たちと裁判の公正判決を求める運動を半年間やった。専従の時だ。全国から10万人の署名を集め、横浜地裁に提出した。閑散とした法廷を傍聴者が詰めかける法廷にした。こういう活動の影響もあって、「主因はなだしお」という判決となった。一生懸命やった思い出の事件だ。

「約束の海」は潜水艦の艦長批判をしても、自衛隊関係者への批判はなく、悩む姿を同情をもって見ている。近藤船長にはあまり関心を示していない。
主人公を自衛隊員にすれば当然そうなろうというもの。シンガポールの友人のように怒るつもりはないが、買って読むほどのことはなかった。

孫に保育園前で泣かれた

今朝、孫の保育園前に耳鼻科に連れていった。春休みで従妹たちが我が家に来ているので危険信号を感じたが、しょうがない。
まずお姉ちゃんたちと別れ病院へ行くときに大泣きをされ、診察を終えて保育園で泣かれ、行きたくないと離れない。
先生に休みますといって連れ帰った。30年前の自分の子どもの時は、泣かれようとバイバイして会社に行ったが、今は失業の身、しょうがないかと連れ帰った。お姉ちゃんたちと楽しそうに遊んでいた。
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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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