ヤン・ソギルの小説は怖い

ヤン・ソギルは、私の好きな作家だが、怖いんで時々読むことにしている。
「族譜の果て」を読んだ。彼の親父をモデルにした「血と骨」と重なる。
1970年頃の大阪が舞台。在日朝鮮人の若者経営者が親族や様々な金融機関から借金をしまくり、手品的な資金繰りをやるのだが追い詰められ破たんする。借金を返済されない親父は。息子をふん縛り警察につれていき、効果がないとマジで肉体的に殺そうとする。そういうすさまじいことはさることながら

 10数年前、未成年の時、彼は朝鮮戦争に反対する純粋な活動家だった。しかし、在日であるためまともな学業も就職もできない。今では、カネをどう転がすかだけ、なんということかと自嘲している。
 一方で、当時のまま真面目な同志は、出獄したら妻子は北へ行き、組織は敗北主義者と縁切り。運悪く韓国の諜報機関にねらわれ、拉致され拷問のうえ、砂を飲まされえごみの海に捨てられる。

度し難い差別者のこと
この経営者の破たんに手を貸した専務は、元オニ軍曹で、中国の農村襲撃を思い出す場面。
村の城壁3方向を閉じ、1か所だけあけ、逃げ出す農民を殺しまくる。銃身が熱くなるや部下に小便をかけさせ、冷やしバッバッバッ。若い女は強姦。敗戦後の逃避行は朝鮮人慰安婦をだまし、そして一人逃げた・・・・・それをPTSDのように思い出すのだがギャンブルにのめりこみ、朝鮮人や中国人への抜きがたい差別は変わらない。若造の在日社長をだますなんて何の痛痒も感じない。

いわゆるヘイトの輩のこと

川崎に神奈川シテイーユニオンがあり、そこに最近、ヘイトの輩が拡声器をもって嫌がらせにきた。という。そもそもは村山敏委員長が、昨年末、韓国政府から「大韓民国人権賞」を受賞し、4月9日にその「祝う会」を横浜で開いた。その報告メールに対する2チャンネルで、反日=村山とひどい書き込みがいくつかあったそうな。

ユニオンは違法滞在を含め、韓国人だけでなく南米やフィリピンなど外国人労働者の駆け込み寺の活動をやってきた。

4月21日には、1人が事務所にビデオを向けて、「朝鮮人滞在者2000人が違法滞在・・・・・・・このような団体の村山は韓国に住め・・…」等マイクで読み上げていき、さらに5月6日早朝には、事務所にビラ貼付。「神名川シティユニオン 死ね」「加入している朝鮮人2,000人が違法滞在」「不審な朝鮮人はドンドン通報しましょう」 という内容だ。

川崎でも新大久保と同じく、ヘイトスピーチデモが桜本を狙ってやられ、カウンター行動が続いている。

これだけ国境が低くなっているのに、外国人差別をするのはどういうことか。ましてや在日朝鮮人に特権があるなんてどこから仕入れた情報なのか。差別者は都合の良い情報のみ切り貼りするのだろう。
ヤン・ソギルの本を読んで、少しは自分の頭で考えてみたらいい。

沖縄の花
沖縄では、月桃が咲いていた。芭蕉のような葉だが、花はランだ。米軍支配下、この花が抵抗歌になっている。
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