最低賃金が3%、25円上がった

最低賃金などは高校生のアルバイトに影響するくらいかというのは、10年以上昔のことである。最近は最賃ぎりぎりの非正規雇用が増えている。そうは聞いていたが、昨日、全国一般東京南部の集まりでその実態を聞いた。

10月から地域最賃が上がった。大体3%、時間25円のアップ。東京が一番高く907円から932円に。一番低いのは宮崎、沖縄の693円から714円。東北(宮城除く)や山陰2県、四国(香川除く)、九州(福岡除く)は全て715円とか,716円だ。地方は生活費がかからないということなのだろうが、低い中での格差。おかしなものだ。とりわけ首都圏の千葉(842円)、埼玉(845円)、神奈川(932円)とみると、千葉や埼玉で働くのはバカを見るので、電車で川を越えて東京に来た方がいい。
週175時間として、一番高い東京でも163,100円、千葉では147350円で、これでは再生産コスト以下だ。

最賃による影響率が上がっている。影響率とは、最賃改正後に、改正後の最賃を下回る労働者の割合だ。
厚労省データ(加重平均)で、平成18年度1.5%だったのが、平成27年度(昨年)では9.0%に上がっている。つまり、最賃見直しは直接的に賃上げに結果する。事実、賃金分布を見ると最賃ラインでグラフは立ち上がり、それ以上のところは放物線で激減している。

安倍政権になって昨年19円アップ、今年25円。その以前は毎年5円程度だったから評価できるのだが、これだけ低賃金労働者が増えて最賃額の影響が大きいのだから、全国一律1000円の最低賃金にすべきだ。

沖縄の南西石油では、売却を前に170人の従業員のうち100人が退職することになる。その退職条件で労組合意し、県は再就職準備室をもうけると地元紙が報じた。最賃額を見ただけで雇用環境の厳しさがわかる。去る方も残る方も大変だろう。

本日は急死した友人の寺内君の通夜がある。しばらくぶりに会う友人たち、と故人をつまみに酒を飲むことだろう。
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コメント

南西がペトロブラスに売却された当時は設備投資に1000億とか景気の良い話が出ていた時期も有りましたね、一寸先は闇とはこのことか?TGとて他人事ではない。

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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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