マイナス金利、会社の年金運用も大変だ

私、まだOUの事務局次長の役職にあるので、昨日は会社からの組合説明会に出席した。年金の掛け金計画の説明で、不足積立金を7年後に充足するというものだ。運用予測や国債利回り、将来の受給者の死亡予測などを置いた計画で、まーその前提を良しとすればいいんだけども・・・・・・・・・その計画説明後にあった、今年の運用実績を聞くとどうにも????

3.3%の運用目標に対し、1月~10月実績でマイナス1.2%であった。これはマイナス金利政策と為替損(年初120円が今や105円の円高)による運用損。悪条件の中で、不動産投資に一部切りえたことでマイナス緩和ができたんだけども・・・・・との説明。1
2月締めの結果ではなくあくまでも期中の報告だが、前提の数値自体怪しくなる。

長期計画への疑問を投げかけたら、当然の答えではあるが、運用はその時々で良しあしあり。悪ければ会社拠出を増やすことになるでしょうと会社。ゼロ金利とかマイナス金利で年金運用は会社にとって重荷になるであろう。

水野和夫「資本主義の終焉と歴史の危機」(集英社新書)を最近読んだ。経済を俯瞰的にみて勉強になる。
利子率が大きく下がるのは過去にもあって、ルネサンス時期の金融の中心地ジェノバでゼロ金利となり、その後、オランダ、イギリスの資本主義に代わっていった。資本主義というのは拡張に次ぐ拡張が必要で、「北」が「南」を食い散らしてきたがすでにグローバルとなって国境が低くなってフロンテイアはほぼなくなりつつある。そういう中でアメリカ帝国=ウォール街は「電子・金融空間」による世界からの収奪を仕掛けて、富を収奪してきたのだが、リーマンショックのようなバブル崩壊に横着した。長期のデフレは、金融緩和しても治らないのが「北」の今日の状況。ゼロ金利とかマイナス金利というのは投資先がないということ。すでに経済の仕組みが行き詰っているためである。よって、これを直すにはこれまでの成長路線からの撤退が必要だ。アベノミクスは最悪で、借金をさらに増やすだけ、いずれ国債破たんとなる・・・・・・最もありうる予測として、中国バブル崩壊で中国は米国債を償却する。→米国債の破たん=ドル失墜、世界危機、と怖い話が書いてある。

日本は最初に長期デフレに陥ったままにあるので、これを治すには最も適役というのだが。
今さら成長主義ではなく脱成長・脱原発でいけと著者はいう。私もそう思うけども、アベノミクスに期待しているわが国民の多くはまだまだ成長に希望をもっているから、大変だ。

裏妙義
横川駅近く、碓井の関所跡で格好いい裏妙義があって、描いた。11月2日

昨日は紀尾井町ホールの「東燃ゼネラル児童文学賞・音楽賞」の受賞記念講演会に行った。邦楽などなかなか聞けない。会社のえらいさんがほとんど来ており、元気かとか、工場に遊びに来いよと声をかけてもらった。
この2つの賞は、モービル石油が始め、その後TGに引き継がれた。50年も続いた文化貢献活動で、JX統合で今年が最後になるんだろう。企業活動のいい面を見た。

榛名富士
伊香保温泉に泊まって翌朝は榛名湖に行った。妙義の山と違って榛名富士はぽかっとかわいかった。
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コメント

成長が大切だと思いますが、今までの単なる経済的成功だけが成長ではないと思います。ブータン?は経済的には豊かではないですが国民の幸福度は高いと聞いています。
日本も新たな価値観のもとでの成長をしていきたいですね

こんなに長い伝統と歴史を誇る賞がなくなるとしたら惜しいですね。
なくすのは簡単でも、ここまで積み上げるのは多くの方々の労苦があってのことでしょうから。

この音楽賞はメセナの一環で続いてほしいですね

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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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