日本社会が退行している

5日、世界の作家らで作る「国際PEN」は会長名で、日本の共謀罪に反対する声明を出した。表現の自由とプライバシーの権利侵害である、と。
それを受けて、日本ペンクラブの浅田次郎会長が共謀罪反対で記者会見をし、「心強く思うが、恥ずかしいとも思う。この法律はどう考えても必要とは思えない。日本の歴史の退行だ」と述べた。
私もまったく同感だ。日本社会が戦前の軍国主義、治安維持法的な監視社会に戻ろうとしている。国連の専門家からの批判にも、喧嘩腰で、「お前に言われるいわれはない」との政府の対応は情けない。
「空気を読む」とか「忖度」が幅を利かせ、批判精神は隅に追い込まれる。それがさらに深まれば、社会は沈滞し、企業も気が付いたら東芝になっている。日本沈没であろう。

すでに通信傍受はひどいことになっている。社内のメールなどは全てみられていると心すべきだ。我々は剣ヶ峰を越え、塀の中に落ちようとしている。共謀罪審議もそうだが、森友・加計疑惑への不正な政府与党の対応はひどい。


トランプがパリ協定離脱を宣言した
地球温暖化を止めるというよりも、無策ならば世紀末4℃上昇するところを、CO₂削減努力で2.5度上昇に抑えようというのがパリ協定。中国やアメリカを含めほとんどの国が応じた。トランプ大統領は、選挙戦から離脱を言っていたが、ついに本当に離脱を発表した。サウジには兵器を大量に売り紛争を煽り立て、そして地球環境の持続維持には後ろむき。恥ずべき政治である。

世界各地の異常気象はアメリカを含めますますひどくなっている。その結果として紛争、難民が発生する。
例えばシリアの内戦の背景には雨が降らず乾燥化があって、更に独裁政権による水を多く使う綿畑推奨で地下水位が下がり農民が難民化した。それに「アラブの春」の民主化が加わり、内戦をもたらした、という。
昨年も中国南部では大雨冠水で大きな被害があった。アフリカでは恒常的な乾燥化で、南スーダンを含むサハラ南部地域の紛争激化となっている。
このまま地球異変が続けば、食えない難民が国内外を移動する大変な事態になる。
南極では巨大な氷山が大陸から離脱しようとしている。溶けると海面を10㎝上げるほどの大きさだという。北極の氷の薄さやシベリアの地中氷の溶解など、もう後手後手になっている。にもかかわらず、トランプは「アメリカ第1」でパリ離脱する。本当に困ったことだ。
片や日本は、
原発事故を忘れ、原発を再稼働させ、再生エネルギーには二の足をふみ、強欲な企業家は石炭火力にまだこだわり、東京湾では3つの計画がある(さすがに環境省は厳しい態度に変わりつつあるが)。省エネルギーとエコエネルギーを進めないととても協定順守=今世紀末には温暖効果ガス実質ゼロはできない。
石油会社にとっても針路を切り替えていかなくてはならない。旧TGが市原石炭火力をやめたのはよかった。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
労働問題などに相談がある人は、遠慮なく連絡をください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
最新コメント
FC2カウンター
リンク