思想検事

共謀罪が成立し、戦前の治安維持法体制がどんなに暗い時代であったのか、改めて関係書を読み始めている。小説や詩など文学でその時代状況は想像できるけど、やはりこの本のような史実を読むとまた違う。内心を管理する世界は怖い。支配者の判断でいかようにも処断できる、民主主義とは真逆。共謀罪を廃案にする力がほしい。

<岩波新書「思想検事」、荻野富士夫、2000年出版>
思想検事というのは思想犯を専門に扱う司法省の検事達で、思想課というのがあって、内務省の特高警察と両輪になってあの暗い時代を作った連中だ。治安維持法=特高とイメージはあっても、思想検事などという輩がいたというのは知らず、うかつであった。特高が捕まえてきた者を起訴したり、不起訴にし、あるいは転向にもっていったり、共産党を制圧して後は宗教者や自由主義者あるいは流言飛語にまで目を光らせた。治安維持法はそれでも法律として限定されていたが、特高と思想検事はグルになって、運用でどんどんその弾圧を広げていった。戦争翼賛を進めた悪い司法官僚だ。
戦後、特高は大量処分されたが、この検事達は一部を除きそのまま職を継続し、すぐに公安検事に名を変えていった。要するに司法の世界は敗戦の切れ目がほとんどなかった。

17年前に出版されたものだが、資料も多く、改めて読むべき新書である。


本日はJXTGの株主総会があるので出席する。日経ビジネスでおちょくられ、どんな雰囲気か、それだけでも見ておこう。
明日から1泊で会津の田代山へ行き、高層湿原を見ようというんだけど・・・・・雨降りさんだ。切符は手配済み。温泉旅行になるかな!?
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