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残業ゼロ法案に連合がOK!!!

労働法の改悪には組合の政治的な色合い関係なく、みんな反対であった。しかしながら、力関係で残念ながら悪い方にされる連続だ。安倍政権による「働き方改革」で、労基法の骨抜きはさらに進められようとしている。

今朝の新聞によると、連合は「残業ゼロ法」案に賛成方向に寝返ったという。ゼロ法は共謀罪と同じく、何度も国会でだめになってきた。連合は、年収が1000万円以上の対象だから、かなり絞られるという判断だろうが、全く甘い。休日104日の義務とかの条件を付けるということらしい。そもそも日経連は年収400万レベルの貧しい労働者にも広げるといっている。またしても過労死促進法だ。そういうことを連合幹部は当然ご存知のはず。派遣法が入った時も、これほど拡大されるとは想像できなかったが、導入されたらすぐ拡大するのがこれまでの経験だ。また繰り返すのか。
ジリ貧の労働組合世界、ましてや大企業の労働組合は第2労務でしかない。組合費は税金と同じ徴収され、組合員が無関心だから組合が、ましてや連合が何をやっても異議申し立てはない。連合は安倍との闇取引で何を得るのか、知らないし、知りたくもない。

中国の人権活動家でノーベル平和賞の、劉暁波氏が亡くなった。哀悼。
肝臓がんの治療よりも檻から出さないという、中国政府による虐殺であったと思う。社会の解放、抑圧の停止。そういうことと真逆の現実。天安門事件で自由の目をつぶした中国共産党はどこまで腐敗していくのか。劉さんの仲間そして香港の人たち、負けるな。
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コメント

年収1000万ももらってる高給取りなら、残業代なんて要らないでしょ。
問題は、我々のような労働者階級にまで波及するのかしないのか。

Re: タイトルなし

> 年収1000万ももらってる高給取りなら、残業代なんて要らないでしょ。
> 問題は、我々のような労働者階級にまで波及するのかしないのか。
初めは1000万円、やがてその境界を下げていくのが労働法改悪で続いた。蟻の一穴から堤防は崩れていく。
労基法からいえば、そもそも課長とか部長も労働者であって経営者ではない。だから残業代は出るのだが、みんな経営者に連なる者と対象外にされている。これ自体おかしい。

現実は、そればかりか、「名ばかり管理職」や定額残業制度など、すでにかなり低い年収の者でも残業代未払いをやられている。連合は、ゼロ法案にすり寄って代わりにこうした禁止条件をえるなら、それはそれなりに意味があるが、そういうことではないようだ。単に、安倍政治へのすり寄りらしい。今回の裏切りは、労働組合の弱体化・無力化を象徴するものである。

う~ん、日本は管理職層、連合加盟のアッパー労働者階級、そして連合に加盟していない比較的低所得労働者階級の3階層に分化してきてる感じやね

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