平目ばかりの裁判官

昨日の、福島原発被害者による千葉地方裁判所の判決にはがっかりした。
原発事故で逃げ、住居も仕事も家族をもなくした人たちが国と東電を訴えたのだが、その判決は東電のみに責を負い、国にはおとがめなし。地震・津波の被害想定をしながらの不作為ならば、当然に責められるべきだ。原発推進政策で安全といってきたのだから。

裁判官は時の政治に影響される。ましてや安倍首相の強権政治に司法ごときは右倣え。つい先日にも、東京朝鮮高校への平等な扱いを求めた裁判は全面却下だった。北朝鮮情勢が反映したものだろうが、こういう判決を下せば民族差別を一層強めるだけだ。

退官間際の判事しか良い判決を出せない状況は日本の閉塞感を増すだけだ。ドイツでは裁判官が市民と一緒にデモをするというが、市民のひとりとしての裁判官・・・・・・平和とか差別反対のために戦う市民の一人としての裁判官、日本ではないものねだりということか!

シモバシラの花
22日、板橋区植物園で、これがシモバシラとあった。高尾の山でも見る、”トラの尾”のような花だが、これが厳冬になると茎から吸い上げた水を先端に凍らせて、花のようになる「シモバシラ」と知った。

同区の美術館で「江戸の花鳥画」展があり、それを見ての帰りに植物園にも立ち寄った。
江戸の絵画展

20日、映画ダンケルクを見た。良かった。
第2次大戦の初戦で英仏軍はドイツ軍に大負けし、フランス北部のダンケルク市に押し込まれた。その数40万。目の先の英本土に逃れるだけだが、制空権はとられている。よくも敗残兵の多くが生還できたものだと知りたかった。

それはきれいごとではなく、芥川龍之介の「地獄変」のように、相手を蹴落としとにかく逃れる世界だった。
船を並ぶにも階級があり、よそ者は排除される。フランス軍は後回しにされる。
避難船に乗っても、空爆や魚雷でバタバタ沈没し、死んでいく。

そういう人間の性とともに、危機に当たっての英国民が一体になって難局を救う場面がすごい。それは泣けてくる。
チャーチル首相は40万人のうち3万人くらいしか生還させられないと予想していたが、33万人?救出と多くを救ったからとにかくすごい。
例えば
⁂漁船や小型の屋形船などが協力し、避難兵を救いに行く。国旗を背負っただけで続々とやってくる。霧の中から忽然と現れるたくさんの船。普通の船長が危険を省みずドーバー海峡を越えてやってくる場面は、感動的だ。
⁂制空権を取り戻そうと空軍が奮闘し、空中戦で勝ったことが撤退を成功させた。
⁂生還した兵士たちの列車が駅に着くと、市民が「よくやった」「お疲れさん」とねぎらい、ビールを渡し、大歓迎する。兵士たちは敗残兵と罵倒されるのではないかと思っていた。・・・・・・・・日本だったら、冷たい状況になっただろう。

その後のロンドン空爆に耐えた英国民の底力を見させてくれた。

明日は沖縄の辺野古基地建設反対で新宿駅周辺デモがある。参加するつもりだ。



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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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