お互いをいじめあう民族主義

今日は、三頭山から笹尾根を下ろうかと思ったが、明方、小雨がありくじけた。無難なところで南高尾を歩いた。暑いこと暑いこと。行く電車は勉強の場? でもロムジン・ラムラー分布式やドイッチェの集塵率には、居眠り薬がついているようでコクリ、コクリ。

シベリア抑留問題はわれわれ日本人には許しがたいことだ。スターリンが自国民にやった虐殺、牢獄を敗退した日本兵に適用した。日本人のロシア嫌いは、これガ背後霊になっている。

昨年の今頃、私は80歳?の篠原さんと八ヶ岳に上った。彼は佐久の出身で、蓼科山登りが夏の学校行事だった。海員組合の部員協会の専従をしているときにも、毎年八ヶ岳や甲斐駒に登っていた。でも老齢には勝てず、最近はご無沙汰だった。
彼は満州開拓団で敗戦のときに中学生だった。関東軍遁走後、1日だけの少年兵士。そしてシベリア送り。幸いに1年で帰国できた。厳寒の抑留生活の記録を読ませてもらった。ソ連への恨みは一切なく違和感をもった。民主化世代の坊主ざんげかな、と思った。

彼がすごいのは、元の開拓団があった地域で植樹活動をしていた。何度もその結果を見に訪中している。もちろん中国のNGOに資金を送ってやってもらっているのだが、アルカリ土壌で柳のようなものしか育たないらしい。

昨年、国から抑留者にゴメンナサイとお金が出た。彼の場合25万円でしかない。でも、これで一区切りといっていた。

最近、中国の旧満州で開拓団の慰霊碑が壊された。あのドサクサの中で避難民が沢山殺された。それを慰霊したものだ。慰霊碑を作るのは当然難しい。侵略した日本、そのお先棒をした日本農民。たとえ殺されようと、許せるかという中国人の怒り。でも話し合いの末、建設できたのだろう。それを中国の民族主義者が打ち壊す。こわしてそれでどうなるものでもないだろう。殺されてざまミロといっているとは思いたくない。

民族主義は悪魔だ
1世紀も前の社会主義論争で、レーニンは弱小民族の民族主義は擁護すべきで革命的だといった。いわばそのエネルギーを利用した。一方、ドイツの革命家ローザ・ルクセンブルクは民族主義に反対した。ユダヤ人として差別されてきた民族の憤懣はあるのだが、反対した。この百年、血で血を洗う戦いが続き、今も起きている。その一部は民族の争いである。ローザの先見眼を私はすごいと思う。

私は、開拓団慰霊碑を壊す中国の民族主義に反対だ。情けないと思う。なぜなら、同じ次元で、韓国で竹島はわが領土と騒ぎ、枝野幹事長は尖閣列島に自衛隊派遣をいう。バカな争いはやめようよ。
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