良寛さん

水上勉の「くがみの埋み火」を読んだ。「秋夜」という短編集の中のひとつだ。「良寛」を雑誌に連載している頃(25年前)、群馬や新潟の郷土史家からの手紙に反応した随筆である。

熊谷の宿場町の飯盛女は、そろいもそろって良寛が生活した出雲崎あたりの娘たちだった。貧しくて売られ、売春、結核で早くに死んだ。その墓を調べていた人から、これを見なくちゃ良寛の実相は分からんじゃないかと葉書をもらい、墓石を見て回る。そこには、死者を笑い飛ばす戒名がつけられていた。

不応日照大姉・・・・どこに「あなたは日のささない生涯を送られた大姉です」と名づける僧がいようか、のどが詰まった。(原文)

信濃川はいまでこそ河口が2つに分流しているが、江戸時代には一本だった。そのため3年ごとに出水した。分流は、下流の新潟市の反対で、200年近くできず。その氾濫場所は柏崎、出雲崎。氾濫、飢饉になれば、村からは子供の声が聞こえず、娘が上州に売られ居なくなった。

水上は連載の中で、子供と手まりをする良寛は民話であって、果たして本当だろうかと疑問を投げかけた。
そしたら新潟の郷土史家から、「でも越後の民は、良寛を食べさせたし、目の見えないごぜを守った」と返事が来た。そこからまた良寛の詩集を読み直す水上。
この姿勢はえらい。

そういえば良寛の本が、借りたままたまっている。

本日は腰が痛く、読書に明け暮れた。孫2人が幼稚園の遊戯をやり、にらめっこ競争をし、久しぶりに週末を家で過ごした。終日、弱い雨が降っていた。


明日は中央石油支部の秋闘団交がある。
社長が変わり、初めての顔合わせだ。中央石油もTTECの持ち株会社の下に編入される話もある。何をするつもりなのか聞く。
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和田 伸夫

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全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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