南西石油の組合は腕章闘争に

今朝の日経新聞に「南西石油 全株売却も/2年半で結論/ブラジル国営石油ペトロブラス総裁に聞く」の記事が出た。PBはブラジルの深海油田開発に集中する。沖縄にある南西石油については投資をせず、2年半のうちに売却先をみつける。

南西石油の組合は先週の「再開」春闘団交に抗議し、腕章闘争、36拒否闘争に入っている。そういう中での売却報道だ。

なぜ春闘を再開しているか。6月、賃上げゼロ、夏の一時金仮払い2カ月で強行されたのだが、年金制度をやめる話が浮上し、春闘を停止した。年金交渉が終わり、改めて冬の一時金をからめての春闘再開である。

この数年、南西では賃上げゼロ。定昇がないので、つまり前年と全く同じ賃金でしかない。これでは組合員の不満も嵩じてくる。せめて定昇程度の賃上げをの要求に対し、会社は「出せない」の一点張り。団交議事録をみると、経営についてあなた方に心配される必要はない、あなた方は働けばいい、そういう言い方をブラジルからのエライサンが尊大にいう。カチンとくるのは当然だ。

リーマンショックでの世界的な経済失速で、南西石油への設備改造・新設を延期にしたのはある種やむをえない。しかし、国家備蓄の原油タンクを続けておれば国から定額の入金があるものを、返上した。中国向けの原油タンクに切り替えたプロジェクトは大失敗。モスボーリングの休止状態だが、明らかに経営の失策である。

そして今朝の日経記事である。組合が会社に売却報道を質しても、ワカリマセン。確かにPBから何も知らされていないのかもしれない。しかし、そんなことに同情は禁物。「2年半の間に売り先を探す」と総裁がいっている。・・・・東京訪問はその商談であるのかもしれないのだ。

ペトロブラスはブラジル重質油の改質製油所として南西をTGから3年前に買った。当時OUの専従をしていた私は、南西がTGのままならターミナルにされるので、本当に良かったと喜んだ。

ところがどっこい、今日の売却報道だ。資本の力にどんぶらことあっちこっちに押し流されるだけか。我々労働組合はこういう問題には、本当に非力である。
南西の仲間たちが腕章を着けているのは、名目は春闘だが、「だますなよ、ピカピカの製油所にするはずじゃなかったのか」といっているように思う。

南西労組激励に、また沖縄に行かなくてはいけないかな。
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コメント

メーカーさんはうらやましい

初めてのお便りさせていただきます。御存じのとうり、小売り環境は、もっと大変ですよ。
ぜひ、私達代理店従業員も、貴殿方々組合に入り高額な年収争議に参加してみたいです。なんとか、なりませんかね!?

組合活動も色々大変そうですが、我々小売り従業員の分も、頑張ってください。

呉々もお体は、大切に頑張って下さい。

そうですね。SSの方々と比べ労働条件は比較にならないほどいいです。デイーラーのSSとは違いますが、TG出資会社の中央石油に組合がありまして、その条件を知っています。店長の不満や将来への不安を少しでも共有化し、応援できたらいいと思ってやっています。とりあえず。

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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
労働問題などに相談がある人は、遠慮なく連絡をください。

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