咲かなかった皇帝ダリア

我が家の皇帝ダリアは今年も咲かなかった。花芽を鳥か虫が食べていた。4m近くにもなり、夏の日陰を作っくれた。すっぽり切ったほうがいいかもしれないが、枯れるまで待とうと様子を見ている。
咲かない皇帝ダリア
本当はピンクのきれいな花が咲くはずなんだが、残念だ。

最近読んだ本

佐々木譲「廃墟に乞う」・・・・ちょっとした判断ミスで犯人と被害者の2人を死なせた刑事が精神をわずらい休職に。その間に出くわす事件解決の短編連作。いい短編は面白い。

田宮虎彦「寛永主従記」・・・・元豊臣家臣の加藤嘉明は徳川に鞍替えし、大坂城落城後、伊予小藩から会津50万石に国替えした。最も信頼する家臣が、堀主水。堀は嘉明に息子への諫言を頼まれる。ところが2代目はそれをうるさく感じ遠ざける。そればかりか、陰謀ありと殺そうとする。堀は万策尽きたと一族をつれ脱藩。若松城下を抜けたところで、3発の鉄砲を天守閣に向けて撃ち、バイバイする。
1952年の作品だ。人格者の堀、対するバカ殿。一糸乱れず堀に従う部下たち。堀を全国におう愚か者。結局加藤家はこの事件を理由に、会津を追われ石見に落ちぶれていく。赤穂浪士よりも100年前の話か。会津藩は維新のとき最も悲惨な目にあった。もし加藤の外様藩のままだったら、また違った展開になったであろうなと思った。

田宮の歴史小説は、「霧の中」を読んだ事がある。良い短編だった。維新のときの東北の小藩の話だ。流れは押し寄せる薩長の勝ちだが、日和見方針を許さない幕府側激派が藩論を制圧し、徹底抗戦に。第二次大戦が終わってほどなくの作品だ。当然、戦前の言論抑圧と無謀な対アメリカ戦争への批判があった。

頭記弘樹「絶望名人 カフカの人生論」・・・・・娘から勧められて読んだ。もともとカフカは難しくて避けてきたが、とんでもなくマイナス志向、物事を否定的にとらえる人なのだ。婚約者へのラブレターに「将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。将来に向かってつまずくこと、これはできます。一番うまくできるのは、倒れたままでいることです」と書く。
本人はいたってまじめなんだが、笑ってしまう。引きこもり、ニートの人たちが読んだら案外刺激になっていいかもしれない。

明日は連休の真ん中。富士急沿線の山登りだ。

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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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