奈良放火殺人判決、おかしいぞ

今朝の新聞に出ていたのだが、13日最高裁は奈良の放火殺人事件で犯人の息子の精神鑑定をした医者に対し、その鑑定内容を漏洩したことで有罪確定の決定をした。

でもサーこれっておかしくないか。本当に悪いのは、ジャーナリストの情報源秘匿の常識を守らず、法廷で情報源をしゃべった愚か者・草薙厚子と大出版社の講談社だろう。

犯人が精神疾患を持っており、これはいわば現代の社会問題である。崎浜氏は、精神医としてそれを社会に訴えたかったのだろう。彼の悲運はそのジャーナリストがバカだったということだ。
この判決で、崎浜氏のような鑑定人は出てこないだろう。
二度目のデモさーだが、本当にそれでいいのか。

裁判はシロかクロかだが、そのあいだの灰色があり、灰色にも濃淡いろいろある。それを小説という形か、ノンフィクションとするかはともかく著述業をやる者は問題点を書くはずだ。なぜ、優秀な男の子が我が家を燃やし、母や妹を焼死させたのか。裁判だけでは分からない。作家はそれを己の推理で書く。当然にも情報源は絶対に秘匿されなくてはいけない。しかし、この事件では情報源を特定されるような稚拙な書きっぷりがあったのだろう。

信頼して情報を漏らしたが裏切られた。その結果、今回の崎浜鑑定人の有罪判決だ。草薙も講談社もお咎めなし。崎浜氏がミーハーなジャーナリストを相手にした、人を見る目がなかったともいえる。でも、それはあくまでも結果だ。

労働組合の活動をしている立場から言っても、この判決はずっしり重い。
「EM撤退・TGが自己株式を購入」。そういう情報は会社の組合窓口から来やしない。EMが上流志向でいずれ日本からもバイバイするだろうと予測しつつ、それなりに努力しないと情報は集まらない。大体の動きがわかったとして、それをどう料理するのかはわたしの才覚である。少なくとも複数の情報を元に、間違った情報ではないことが最低限。もちろん情報源に困らせることはしない。そんなこと当たり前ではないか。

最高裁判決は、公表された情報、公認の情報以外を集めようとすること自体に制限するもので、いやな判決だ。
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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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