事故はヒューマンエラーだけではない

労働災害や工場の事故に対し、その多くがヒューマンエラーだという。確かに人間が、労働者がばかなことをやったといわれても仕方がないことはある。エクソンモービルではとりわけ働くもののせいにする、その傾向が強い。最近分かったが、極東石油では最近、「高所作業にハーネスをつけない」「作業許可証を守らない」そういう場合は事情調査をし、場合によっては出勤停止にするという所長文書が出た。えーまさか、就業規則にもないことを一片の文書で通告できるわけ?

その文書によるとEMアジアではこの10年で製造関係で22人が死亡したという。その原因を分析した結果はヒューマンエラーだというのだ。嘘を言うな。2003年のエッソ名古屋での事故では6人が死亡した。それは全くずさんな工事管理によるが、これはターミナルでのことなので対象外としているのであろう。でも、2年前のシンガポール製油所の3人死亡などは、この分析の対象である。運転中にスペアの熱交換器を開放し、ブラインド不備で油が漏れておきた。作業していた人は火達磨で高所から落ちた。隔離をしっかりすればよかった、でも運転中に工事をしなければ、ましてや夜間にしなければ事故は起きなかった。

事故がおきないように、もしおきたら会社の責任を逃れ、労働者の責任にする。責任転嫁を許してはならない。ましてや安全配慮を怠ったからといって、出勤停止にするなどちょっと待てだ。
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和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
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