権力に弱い日本人

気持ちの悪い事件が起きている。メールで成りすまし爆弾予告をした犯人が、他人に罪を着せていた。そやつらが警察を挑発し「俺が犯人だよ」バカタレといった事件。これからもこの手の悪い奴がいろいろやることだろう。こちらがいつ、でっち上げ犯人にされるかわからないから怖い。

それもさることながら、数人がうその自白をし、自分がやったと「認めていた」ことには驚いた。もし大阪で有名人が誤認逮捕されず、彼が頑張りとおさなかったら、警察の考えた筋道のままいった可能性が強い。警視庁や神奈川県警の取調べがひどかったんだろうが、でもやってもいないことになぜオメオメ認めるのか。
冤罪事件を作るのは警察・検察だが、それを容易にさせる国民の権力への弱さがあるのではないか。長いものには巻かれろという、怠惰な弱気が背景にあるように思える。

第二次大戦でソ連に捕まったドイツ兵は敗者であるけれどソ連兵のいうがままにされなかった。ところが、同じく敗戦で捕虜になった日本兵は全くの敗残兵。いわれるまま、全く違っていたそうだ。

中学生のいじめ自殺記事を見ても、いじめる側のさもしさは当然ながら、自殺においこまれる心理が悲しい。もっと強くなれないものか。もちろん生死の境がすごく低くなっており、簡単に死を選択する問題が大きい。とりあえず嫌なやつが居る学校なんかさぼればいいのだ。

山頭火の行乞記を読んでいる。托鉢をしながら南九州を旅し、自由詩を読んでいる。
温泉に入り、酒を飲む、時に日がな読書。その中にこんなくだりがあった。同感だ。
「矢張り飲み過ぎた、そして喋りすぎた。どうして酒のうまさと、沈黙の尊さと、そして孤独のよろこびとに徹し得ないのだ。」
「一杯二杯三杯で陶然として自然と人生に同化するのが幸福だ。酔うてにこにこするのがほんとうだ、酔うて乱れるのは無理な酒をのむからである。」
山頭火の詩があった。たぶんここ白布温泉で書いたんだろう。
            去年、山形の白布温泉の旅館にあった。





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