コスモが双日エネ買収

コスモ石油の中間決算は790億円の赤字、その原因は業界事情もあるが、多くが千葉製油所のアスファルト流出事故のようだ。

今日の新聞では、コスモが双日エネルギーを買収する。200箇所のSS,344人の従業員。商社の双日にとって儲けの少ないSSから撤退をしたかった。一方石油元売にとっては供給先確保。両者がウインウインということだろう。SS業界は一方で無印化、一方で元売の囲い込み。売り上げが減り苦しい中での動きである。

東燃ゼネラル石油は販路確保を既定のエキスプレスとセブンイレブンとの提携で進めている。業界の中では個々のSSは飛び抜けて販売量が多いので、個々のデイーラーやSS店舗にとってはいいのだが、さてそれで元売のTGはやっていけるのか。
石油商社の一光がJXに、そして今度の双日のコスモ買収と、販路のブロック化が進む。TGが製販一体でいくなら、何らかの手を打たないといけないんじゃないかと思うのだが??!

裁判は水物
スタンダード・ヴァキューム石油労組がエクソンモービル日本支社を訴えていた「TR裁判」が11月1日に上告棄却し、高裁判決が確定したと彼らのビラにある。つまり会社がス労に不誠実団交をしたので、損害賠償を払えという高裁判決が認められた。
エクソンモービル時代のことが争点だが、多国籍企業のEMは賃金制度を「その国のトップクラスの中間にせよ、高すぎず、低すぎず」とした。それによって日本の従業員の総報酬(TR)は高いと、低位修正された。とりわけ事務技能職を10%近く下げた。

わが組合Ouもそれに反対したが、客観的にいって高いレベルなので条件闘争に転じ、下げるスピードをゆっくりするように、あるいは年齢の若い方の下げ方を緩和するように求めた。不十分ながら素案を変更させた。
一方、ス労は徹底抗戦で話あいの入り口論議で終始した。同じ問題をめぐって異なった対応をしたのだが、その後、彼らは裁判に提訴した。そして10年くらいたって今回の上告棄却。
会社を不誠実と指弾するなら、組合側の姿勢も決して誠実だとは思わなかったが、裁判官はどう判断したのだろうか。会社人事の法対をやっている奴がかわいそうだ。

時はめぐって、今や会社は大借金・販売低下・利益減と様変わりだ。経費削減、人件費見直しなどが早晩出てくるであろう。TR=不当などといっていた時代が懐かしくなるんじゃないかと思う。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
労働問題などに相談がある人は、遠慮なく連絡をください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
最新コメント
FC2カウンター
リンク