潤いと優しさ、配慮がなくなっている

TG川崎工場では先週4日間従業員への事業説明があった。新生会社として旧弊を直し、現局面にあった効率よい働き方にしよう、まーそういうことだろう。私は4日目の最後に出た。
トピックスは2つ。①日本ユニカーの完全子会社化の発表、②METIの高度化法への対処だった。

エチレン業界の縮小はすさまじい。三菱鹿島が2基のうち1基を来年停め、住友化学はサウジとシンガポールにシフトし、日本では生産打ち切りに。三井化学千葉もやめる方向とか。シェールガスや原油随伴ガスなどの原料は安く、ナフサの分解によるエチレン生産は太刀打ちできない。そういう中で、TCC生産のエチレンをパイプラインで供給できる相手先はユニカーのみ。①は当然の経営判断だ。巨大科学会社・ダウにとってはNUCを持っているメリットがないわけで、彼らの持つ50%持分を買うことで、TCCとNUCを一体運営できるようになる。とはいえ、大変難しいには違いない。

ガラパゴス状態だ
②の高度化法について。
質疑でこんな発言が出た。川崎のH-OILの処理能力がアップすれば、計算上140%アップできる。私はそもそもこの法律は自由競争を侵すものでおかしいと思っているのだが・・・・・・。
<高度設備÷常圧蒸留装置の割合がすごく低いTGグループは140%上げないといけない>
これに対する工場側の見解が、「いわばあれは官製談合みたいなもので・・・・」「石油需要の落ち込みは3%~
5%というが、誇大。実際はもっとマイルドだ」

従業員にとって、迷惑至極な高度化法という受け止めがあれば、ちょっと待てというのが経営側が言わなくてはいけないと思うのだが、全く違う。そうだそうだ、と同意したのだ。

3年前、装備率アップの数値化は、まだEM時代ではあったが需要減対策として業界とMETIで決めたもの。その過程にEMは距離を置き、ヒアリングや話あいに加わらなかった。その時にちゃんと自分たちの意見を言えばよいのに拒否。今になっても「あれは官製談合」・・・・・・・おら、知らねーと言わんばかりの態度はありうるのだろうか。TGという会社の従業員からトップまで、業界の動きを軽く見ているとしたらえらいことになる。製油所を閉鎖し稼働率を上げようとしている他社が、TGをどう見るのか。冷たい視線を覚悟するべきだ。鎖国状態の頭を変えないといけないだろう。

東京新聞の読者欄から
「嫌なら日本出ていけ」大城則子63歳(糸満市
先月27日、那覇市長を団長とする沖縄41の行政長らがオスプレイ配備をやめろと政府に申し入れをした。そのあとに銀座をデモした。その時に、「嫌なら日本から出ていけ」と集団でやじる行動があったようである。誠に情けない。沖縄の痛みを理解しない連中。

私も反原発デモで同じような挑発を何度も受けた。議論ができない相手は確かにいる。

大城さんのすごいのは、出ていけといわれ「言われなくてもそうしたいと思う沖縄県民が最近急速に増加しています」といって、「この国にはほとほと愛想が尽きようとしています」。
大城さん、馬鹿な奴はとりあえず無視するしかない。多くの人は理解してくれている。そうおもいましょう。
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コメント

なんでも沖縄の苦しみといえばいいかと持ってる活動家の皆さんが多いですが、沖縄からアメリカの基地をなくしたらどうなるか一番分かってるのは沖縄に住んでる住民じゃないでしょうか。オスプレイを沖縄に配備されて困るのは中国ですしむしろ防衛的に見ると日本にはとても有難い。日本から出てけというのはやり過ぎかもしれませんがアメリカ基地の恩恵を受けてる人達もいる、そして『本当の住民』は活動に参加してるのか?と言うことですよね、気になるのは。

危険だからやめてと、沖縄が全県反対しても配備されたオスプレイ。都会上空ではヘリモードをしないといっても丸無視して、低周波で飛ぶオスプレイ。その航路下にあったら怖い、想像してみたらいい。お前たち米軍の恩恵を受けているんだから我慢しろ、それってどういう顔をして言うの?もう少し優しさを持とうよ。

米軍基地用地が都会の真ん中に居座って(もちろん田舎もあるけど)経済活動ができない沖縄の状況を見てほしい。金をやるから黙っていろ、こういうのって国内植民地、福島の原発、六ケ所の再処理、どこっでも起きていることだ。

私が疑問に思ってるのは反対してるのは本当に沖縄の住民なのかどうかです。いわゆる『プロ市民』と言われる方々をご存知でしょうか?一部では沖縄の住民達はそんなに反対していないと言う話もありますし、捏造だらけのマスコミの記事は信用出来ませんしね。沖縄からアメリカ軍がいなくなった時何が起きるかを考えるとオスプレイだけではなく米軍の大切さと言うのが少しずつ見えてくるのではないでしょうか。乱文失礼しました。

私の知ってる沖縄の人は、米軍駐留で何とか商売を維持できていると言っている
今出て行かれたら、店を畳まなければいけないと深刻だったよ
沖縄は、米軍抜きには経済が成り立たなくなっている現状にも、和田さんは目を向けないと
あと経産省に安易に刃向かうことに警鐘を鳴らしていましたが、それはその通り
この会社はお上を甘く見る風潮があることは否定できないから
でもじゃあ製油所撤退ってわけにもいかないでしょ
地域経済に与える影響を無視できないし、企業の社会的責任についてどう考えているのかな?

製油所の存廃はまさに経営判断でしょうね。JXが室蘭をケミカル製造所にするといっているけど、そういう選択もある。いずれにしても地域城下町をもって社会的責任云々をいっていても難しいでしょうね。残念ながら、石油消費が減り続ける中で、何の説得にもならない。

↑沖縄や原発に苦しむ人に目を向けるのと同じように、(直接自身には関係がないから)自分の会社の製油所撤退で苦しむ人のことを考えて上げられる度量すらないのでしょう
残念な組合指導者です‥‥‥

↑匿名で和田さんを批判していますが、貴方なら何が出来るのですか?少し卑怯では。

工場側の見解が
あれは官製談合とか、石油の需要の減少カーブは緩やかとか...
各工場での説明がバラバラですね、私の工場の説明では確実に需要は毎年一つの製油所が減るほど減少するから危機感を持つようにと言ってましたが、どれが本当なんですかね?

原発や沖縄を心配するくらいなら、まずは自分の会社の製油所がつぶれることに危機感を持ち、仲間や地域社会に思いを寄せるべきだってこと
何のための労働組合だよ

現実直視しかないでしょう

誤解があれば訂正しよう。
私はTG3工場のどれかをつぶすべきだといってるわけではない。業界がダウンサイジングし、他社が装備率アップに基づき製油所を人身御供に出している。で、TGはどうするか。

H-OILのデボトル・ネックを解消したら33000バーレル可能・・・・だから計算上140%になった。そういうのっていいのかな?H-OILってそんなに動いていたっけ?と心配だ。

唯我独尊、勝手。
EMのバックがないTGが果たして業界の中で生き残っていけるのか 、それが危うい。

地域のことに労働組合がどこまで責任持てるのか。残念ながら何もできない。
SSが消防法の安全基準を満たさないと、この1,2か月で2000潰れるラッシュになるといわれている。組合批判をされているあなた、どうしたらいいでしょうね。
私は条件闘争をやるためにも労働組合をあなたのところで作ってほしい、そう思うけども。そういう要請なら応じるよ。

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プロフィール

和田 伸夫

Author:和田 伸夫
全石油ゼネラル石油労働組合の事務局長をしています。
労働問題などに相談がある人は、遠慮なく連絡をください。

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