小名浜の海は元に戻るのでしょうか

いわき市小名浜の鈴木さんから手紙が来た。全く知らない方だ。
「沖縄・球美の里」の印鑑があった。福島原発事故で放射性物質がばらまかれ、特に新陳代謝の激しい子供たちに被害をもたらすといわれる。少しでもその影響をなくすためにと、沖縄の久米島にショートステイの施設を作り、福島の子供に保養してもらう。そういう団体の出資金に私も協力した。そのお礼だ。久米島で楽しんだようだ。

鈴木さんのお子さんは5歳。海ガメを緑に書いて「きれいなうみでした」とはがきがあった。
お母さんからは、「・・・・・震災後は黒しか使わない絵でしたが少しづつ心の変化があり、色を使うようになりました。海に入る姿を見て涙が出ました。小名浜の海は元に戻るのでしょうか。本当にありがとうございました。」

原発事故のために、すぐそこにある小名浜の海岸に行けない。放射能の被害はこれからだ。何とも残酷である。

読書の冬
最近、本を読みまくっている。といっても遅読なので大したことはないのだが

宮部みゆき「ぼんくら」・・・・・・・怖い小説を書く人なので、いずれ怖い結果になるだろうと引き込まれたが、違う展開に。威張る侍ばかりいたわけではなく、町人と仲良くやっていたぼんくら侍もいたのである。

帚木蓬生「蛍の航跡、軍医達の黙示録」:医者は全て軍医として召集された。そうなんだ、知らなかった。生き残った医者たちを聞いて回った本だ。
北朝鮮で捕虜となって2年、帰国にあたって命をかけて2000人余の死者の名簿を持参した軍医の話=「名簿」。日記や、とにかく書いたものは全て持ち帰ってはいけないというのがソ連軍の命令。もし違反したら銃殺である。死者のため遺族のためと名簿を持ち帰った、そんな例はほとんどなかった。勇気、とても感動的だ。
まだ読んでいる最中である。

岩波新書「失われた30年・逆転への最後の提言」金子勝と神野直彦
80年後半からのバブル崩壊以降、日本はずるずると深みに入っている。欧米も似たり寄ったりだが、ことに日本は原発事故で深刻だ。東電はすでに破産会社にもかかわらず、公的資金投入で生かせている。燃料棒の処理すら決められず、被害者への補償などでこんご10兆とかという途方もない資金投入が必要・・・・・・・
アベノミックスなどと、もてはやすマスコミ。円安で輸出力をつける、要するに、近隣窮乏化政策がいいのか?

アメリカに従っておけばうまくいくという信仰が官僚と日経連、マスコミを覆い、今もって克服できない。このままいったら日本はどこへ行くのか。
こういう硬い本を読むようにしている。

16日、土曜日、組合は堺で大会を開く。小さい組織だから堅苦しいことは抜き、これからどうしようかねと話し合う。
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コメント

円安で輸出産業に国際競争力を取り戻すことが近隣諸国の窮乏化策とか、呆れてモノが言えない!

和田さんも多読ですね。宮部は、家内の勧めで「償い」と「告白」を読みました。推理小説なら、横瀬の「再会」が面白いですよ。
本日2/14、けさ、日経にPS廃棄の記事が出て、午後、TGから決算説明と設備高度化対策が出ました。H-OILの能力を20KBSDから約35KBSDへ増強するのは、セジメント(Fouling)の問題を考えたらTGの創意工夫、技術力が必要であると思いました。川崎のPSKJ-1(20数年前にPSKJ-1の改造検討を私は行いました)と和歌山のPSWJ-2の廃棄は、予想通りでした。
純利益が、5百億を越えて、安心しています。

本日の日経産業

タイトルに「東燃ゼネの気配りー和歌山工場存続のワケ」というポジティブなタイトルだったが、和歌山の地元に気を遣ったはいいが、昨年の独立後は戦略がぼやけてるだの、特約店社長の言葉を引用して「経営陣の方向感がようわからん」などとネガティブな内容の記事だった。おまけに「ギアチェンジ」はどこに向かってギアを上げていくのかとか、"Move Nippon"は業界を動かせる存在になれるのか?、それとも他社に動かされてしまうのか?などと皮肉たっぷりだった。

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